「ごはんも2人で食べた」佳子さま同級生YouTuberが暴露、悠仁さまが晒される危険性
やむを得ないと許容するしかない
スマホネイティブ世代の問題点について、三上さんが続ける。 「写真を載せてしまうと、肖像権などが関わってくるのですが、文字で公開するぶんには法律上もSNSの規約でも問題にならないことが多いでしょう。道徳上や倫理上の問題になりますので、止めにくいし、止められないという点が問題になります」 悠仁さまの私生活が“暴露”されることを避ける方法はあるのだろうか。 「前提として、噂話が広まってしまうことは、“やむを得ない”と許容するしかないです。皇族に限らずですが、“伝聞の情報や本人に許諾を得ない形の投稿はやめましょう”と、大学や『X』、『Facebook』などのSNS側が呼びかけていくしかないと思います。可能であれば、宮内庁がSNSで“投稿については、ご配慮をお願いします”とアナウンスをするのもひとつの手だと思います。 ただ、厳重な呼びかけをしてしまうと国民から“なぜそこまで干渉するんだ”という反発を受ける可能性があります。ほかにも、同じ大学の誰かが悠仁さまの情報を少しでも漏らしてしまうと“なぜ投稿したんだ”と他の人たちから責められる可能性もあるなど、呼びかけるにあたっての問題点も出てくるでしょう」(三上さん) 一方、前出の皇室ジャーナリストは、悠仁さまのプライベートがSNSで公開されることについて、「マイナスな面ばかりではない」と話す。 「もちろん、前提として許諾がないままで悠仁さまの情報をSNSに投稿することは避けるべきだと思いますが、普段は見えない悠仁さまの素顔が垣間見え、プラスの方向に働くこともあるでしょう。皇族のお人柄というのは普段の公務ではなかなか見えない部分であり、そうした素顔が見えることで、国民が親近感を抱く可能性もあります」(同・皇室ジャーナリスト) こうしたSNS社会に対応するために、宮内庁ができることは─。 「宮内庁が公開している情報が少ないため、国民の求めに応じる形で私的な情報が漏れてしまうこともあるでしょう。世に出る情報が少ないことで、ひとつの暴露話が出ると、余計に目立ってしまうという構図にもなります。逆に、悠仁さまの大学生活ぶりを適宜公開すれば、そうした暴露も少なくなるのではないでしょうか。日常生活を発信できる場を設けて、悠仁さまご自身で発信するのもいいと思います」(前出・河西准教授) 時代に合わせて、皇室も変わるべき時が訪れている。 三上 洋 セキュリティー、ネット事件、スマートフォン、ネット動画が専門のITジャーナリスト。守備範囲はウイルスからネット炎上まで多岐にわたる 河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数