モトローラの最上位折りたたみスマホ「razr 50 ultra」が日本上陸。おサイフ&画面の無償修理に対応
モトローラは11月21日、新型折りたたみスマホ「motorola razr 50 ultra」を日本で発表した。 【全画像をみる】モトローラの最上位折りたたみスマホ「razr 50 ultra」が日本上陸。おサイフ&画面の無償修理に対応 発売予定日は12月6日、モトローラの直販サイトのほかソフトバンクのオンラインストア、IIJmio、各家電量販店などで販売される。直販価格は17万8800円(税込)。 モトローラは9月にrazr 50シリーズとして「razr 50/50s」を発売。今回のrazr 50 ultraは同シリーズの最上位機にあたる。 基本的な使い勝手は、razr 50/50sと大きくは変わらないが、razr 50/50sと2023年7月に発売された前機種「razr 40 ultra」の違いから、razr 50 ultraの詳細を解説する。
シリーズ最大の外側ディスプレイ
razr 50 ultraの特徴は、アウトディスプレイとチップセットの2点にある。 1点目のアウトディスプレイとは、本体を閉じている際に使うディスプレイのこと。サイズは約4インチ。40 ultraや50/50sは同条件で3.6インチだったためrazrシリーズとしては最大サイズになる。 2つのカメラが画面内に配置されているため、実際の表示領域は狭くなるが、それでも通知やカメラアプリ、音楽プレイヤーなどは快適に使える。 そのほか、50/50sと同様にグーグルのAIアシスタントアプリ「Gemini」のアウトディスプレイの起動・表示にも対応。 なお、razrシリーズで大型のアウトディスプレイ搭載モデルは以前から、端末内のあらゆるアプリを起動できる。ただし、きちんと動作するかはアプリによる。 例えば、メッセージやメール、SNS利用であれば、通知の確認やプレビューは閉じたまま、じっくり見たい時や長文で返信したい時は開く、といった使い方になるだろう。
上位機向けチップ搭載でAIカメラ機能を新搭載
2点目のチップセットについて、razr 50 ultraはクアルコム製の「Snapdragon 8s Gen 3」(2024年3月発表)を搭載している。 前機種のrazr 40 ultraでは本体が2023年7月発売(日本版)でありながら、チップセットは2022年5月発表の「Snapdragon 8+ Gen 1」が採用されていた。つまり、razr 50 ultraでは比較的最新のチップセットを搭載していることになる。 なお、Snapdragon 8+ Gen 1は同8 Gen 1の「改良版」にあたるが、同8s Gen 3は同8 Gen 3の「(比較的)廉価版」になるので、位置付けが少し違う点に注意したい。
小林 優多郎