大谷翔平ら”2番打者最強”のMLB なぜNPBで定着しない? 元プロ野球選手が持論
「ABEMA」野球公式YouTubeにおいて、今シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組『MLB's ON FLEEK』の#6が配信スタート。#6では、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手をはじめとした強打者たちが担う「2番バッター」に注目した。 【写真】大谷翔平、超絶スタイルの金髪美女アスリートと2ショット「193cmは高すぎる」 プロ野球での2番打者は「つなぎの役割」とされる一方で、MLBでは「チーム最強バッター」が据えられている。この“2番最強説”がMLBで定着したキッカケとなった選手を、天の声を務めるMLBジャーナリストのAKI猪瀬さんが紹介。AKI猪瀬さんは「2013年にロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト選手が2番打者に固定され、その翌年にはチームの総得点がMLB全体で1位となった。2番打者は打席が多く回ってくることもあり、強打者を置くことがトレンドとなった」と解説した。 この話に、番組MCを務めるお笑いコンビ・さや香の新山は「プロ野球ではなぜその説が流行らない?」と質問。ゲストで元プロ野球選手の杉谷拳士は「プロ野球とMLBの戦い方は違う。MLBは下位打線でもホームランや長打を打つ選手がいるけど、プロ野球の下位打線はそこまででもない。それに、プロ野球では最初の1点を大事にする野球をしているので、確実性のある3・4番にチャンスを繋ぐことができる選手を2番に置いているんだと思う」と答えた。 また、昨シーズンにおけるMLBとプロ野球の打順別OPS(出塁率と長打率を足し合わせた値)のデータを比較すると、MLBは2番打者のOPSが全打順で1番高かったことに対し、プロ野球では6番目という結果に。 さらに、昨季の2番打者のバント数を比べると、プロ野球は245に対し、30球団あるMLBはわずか28。新山が「プロ野球はこのスタイルが続いていくんですかね?」と尋ねると、杉谷は「まだまだ続きますね」と断言。新山は「読売ジャイアンツの坂本勇人選手が2番を打つなど、プロ野球でもちょいちょいMLBのスタイルを取り入れているけど…?」と再び疑問を浮かべると、杉谷は「長続きはしないってことですよね」と相槌を打っていた。 『MLB's ON FLEEK』は「ABEMA」野球公式YouTubeにて配信中。