JR東日本、山手線など7.1%の運賃引き上げ申請 民営化後で初
Shiho Tanaka [東京 6日 ロイター] - JR東日本は6日、国土交通省に運賃改定を申請したと発表した。山手線などの運賃を普通・定期合わせて7.1%引き上げる。運賃の引き上げは1987年に民営化されて以来で初。2026年3月から実施する予定。 値上げ率の内訳は、普通運賃で平均7.8%、定期運賃は通勤で同12.0%、通学で同4.9%。初乗り運賃(きっぷ)で、現行の150円が改定後は160円となる。また、首都圏など一部区間で安く設定している運賃体系も見直す。 JR東は運賃改定の理由について、コロナ禍後の新しい生活様式の定着に伴う鉄道利用の減少や物価高騰による経費の増加、人材確保・定着に向けた待遇改善など厳しい経営環境が継続すると予想されるためとしている。