今こそできる政権交代の仕方とは?(野党の政策一致、選挙区調整は?)
江田氏は、「オリンピックで国民から裏金の記憶が飛んでしまい、お盆が明けた9月くらいになると、政界の景色が一変してしまう可能性がある」とも危惧します。 江田氏「僕、官界政界に45年いるんです。それなりに見てきたでしょ。政権交代で中身が全然変わってないのに、表紙を変えて生き延びてきた政党が自民党ですよ」 江田氏「国民のみなさんね、その優しさは止めてほしい。表紙が変わったら青い鳥が出てきたーってまた応援するんだから。だけどまたがっかり、その繰り返し」 岸田総理だって、菅義偉元総理が退陣に追い込まれ、岸田氏が総理に就任した途端に解散したら圧勝した、と説明します。 江田氏「僕、(総裁選は)Anybody but 岸田って言ってるの。顔が変わるから」
江田氏「あんまり岸田さんを追い込むと……」
自民党の総裁選の展望は。 江田氏「岸田さんは絶対に辞めないと思う。総裁選は出ます。僕は、間違いかもしれないけどお人柄をそう読みました。ここ半年ぐらいの所業を見て」 江田氏は、「あんまり自民党が岸田さんを追い込むと、9月冒頭に臨時国会を招集し、解散する可能性もゼロではない」と警鐘を鳴らします。 江田氏「結局ね、お盆明けの情勢で、自分が総裁選に出ても120%再選はないなと見れば、彼の性格から言うと伝家の宝刀を抜く可能性はある」 総理は、9月の臨時国会の召集権限があり、解散も総理の一存でできます。例えば小泉純一郎内閣での郵政解散では、反対した大臣を罷免してまで解散に踏み切っています。 江田氏「今回、岸田政権の閣僚は全員反対しませんからね。顔ぶれ見ると反対しそうなやつが2、3人いそうな」 MC鈴木「岸田さんはそれでも有力候補ですか?」 「麻生さんが応援しますからね」とうなずく江田氏。 ただ、自民党の議員も自らの地位保全に「お尻に火が付いている」状態と指摘する江田氏。「派閥の領袖として号令をかけても、従えない議員がいっぱい出てくると思う」と予想します。 江田氏「いま菅さんが画策してるんでしょ?石破カードもあるし、河野太郎カードもあるし、高市早苗さんは出たいんでしょ?安倍さんの後継者として。小林鷹之さんはこれ以上言わないけど財務官僚ですよ。なんでこの人が急に出てくるの。上川さんは岸田さんが降りたときだけですね、宏池会だから……上川さんだと初めての女性宰相だから。跳ね上がり方がすさまじい」