今こそできる政権交代の仕方とは?(野党の政策一致、選挙区調整は?)
ただし、もう1点すり合わせの必要があると指摘します。 江田氏「基本的な政策はあらかた一致させないと、政権を取ったところで一緒にやりましょうといっただけで、またバラバラになる。それは国民の期待するところではない」 自身が維新を経て立憲民主党にいるのは主義主張を曲げたわけではないと、「原発でも安保法制にしても、僕は折り合える余地があると思っているんです」と訴える江田氏。 立憲民主党・日本維新維新の会・国民民主党が連立、日本共産党が閣外で協力するような野党連立政権ができたとしても、教育の無償化や人への投資、教育・子育てといった方向性で足並みを揃える政権はイメージできると語ります。 江田氏「キーは維新さんですね」 維新と国民と立憲がスクラムを組めば、小選挙区制でもかなり勝てるチャンスが出てくるだろうとMC鈴木も同意します。
自民党総裁選、総理の意思決定はお盆時期?
「ああ~総裁選か~」と苦笑いする江田氏。 立憲民主党の代表選と同時期に行われ、注目を集める自民党総裁選をめぐる報道には「ああ、いつもの恒例行事だな」と苦笑いをします。 橋本政権で政務秘書官を経験した江田氏は、「本格的な動きはお盆明け」と予想します。 江田氏「橋本龍太郎総理も、8月のお盆の週に恒例の人間ドックに入られた。そこで解散を決められた」 江田氏「当時、政務秘書官として迎えに行った時に、『江田くん、これはまだ女房にも言ってない話だけどね、解散する』と」 政務秘書官から内々に官房事務副長官を通じて、極秘裏に選挙事務の手続きを始めるのだそうです。その後、幹事長へ伝えるのだそうですが…… 江田氏「ただ、幹事長というのは口が軽いんで」 橋本総理が当時の加藤紘一幹事長に解散の意志を告げた翌日に、新聞一面に「総理、解散」が出てしまいました。当然総理は激怒します。 当時、沖縄の基地問題で微妙な時期でした。 江田氏「幹事長、こういう報道が踊るってことが国政にどういう影響を与えるのかわかってんのか。俺が変わる可能性を意味しているんだぞ。今沖縄県知事とやってる交渉に多大な影響を与えるのかわかんないのか、と加藤幹事長を怒鳴りつけていた」 ところで、政務秘書官時代に、議員1回生か2回生だった岸田氏と会食経験があるという江田氏は「岸田さんね、僕誤解してた」と語り始めます。 江田氏「僕が政務秘書官の時、岸田さんと安倍晋三さんが1回生か2回生。政務秘書官っていうのは1回生のお世話係なので、総理に代わって3時間くらい会食するでしょ。ずーっとだまーって何にも言わないで黙々とメシ食ってるのが安倍晋三さんと岸田さん」 「安倍晋三さんはプリンスと言われていて、岸田さんはサラブレッドですけれど、安倍さんとちょっと違うし」と振り返り、「宏池会の中でも岸田さんが総理になると思っている人はほとんどいなかった」とコメントします。 江田氏「僕ね、最近思ってきたんだけど、この人(岸田氏)はね、お腹の中で権謀術数を張り巡らせる人だなあと」 MC鈴木「全然おとなしくないと」 江田氏「表面的にはおとなしい。こういう人ってお腹に溜めてるんだなあって最近思い出した」 江田氏は、現時点で岸田総理は「何も決めてない」と予想し、「総裁選は出るつもりだと思うけれど、お盆の週に考えれば全然間に合うんで」とコメント。