世界109カ国で大ヒット『ソンジェ背負って走れ』は『冬のソナタ』と同じロケ地だった⁉
5月28日に最終回を迎えた韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』、もう観ましたか? アジアのみならず、アメリカ、カナダ、フランス、イギリスをはじめ、世界109か国で6週連続1位を記録(5月23日時点)した超話題作! アメリカの大手雑誌「TIME」でも、「今年最高のKドラマ」と絶賛しています。 また主演の俳優ピョン・ウソクも世界的に注目されていて、沼る人が続出。放送が終了してもその人気は衰えることを知らず、SNSのフォロワー数が1000万人を突破するなど、今韓国で最もHOTな俳優となっているのです。 【写真(全103枚)】今年最高のKドラマ『ソンジェ背負って走れ』珠玉の名シーン ■1話で雪が降るなか“推し”に出会う運命的なシーン 1話から波乱の展開で迎えた本作。目が離せなくなったという人も多いのでは? 高校生の時に事故に遭って下半身付随になり生きる気力を失っていたイム・ソル(キム・ヘユン)は、当時の新人バンド「ECLIPSE」のボーカル、リュ・ソンジェ(ピョン・ウソク)の言葉に救われます。それ以来、ソンジェの熱烈なファンになったソル。 13年後、本来の明るさを取り戻して車椅子生活を送っていたソルは、待ちに待った「ECLIPSE」のライブの日を迎えます。ところが、インターンを断られ、ライブに間に合わず、チケットまでなくして会場に入れないという不運続き。さらには、バス停に向かう帰り道に橋の上で電動車椅子の充電まで切れてしまい…雪が降る中、涙が溢れてしまうソル。 そこに現れたのが、ソンジェです。震える手にカイロを差し出し、自分の傘まで渡して、またもやソルを助けたのです。 ■感動のシーンは、数多くの作品のロケ地にもなった春川大橋で撮影 主人公のイム・ソルとリュ・ソンジェが出会う運命的なシーンに、多くの人がキュンとしたことでしょう。 このシーンが撮影されたのは、江原(カンウォン)特別自治道・春川(チュンチョン)市にある春川大橋です。春川市内と中島(チュンド)をつなぐ、世界初のスーパーコンクリート(廃材を使った建材)の橋で、春川駅から徒歩圏内にあります。 ・春川大橋 春川駅までは、ソウル中心部にある龍山(ヨンサン)駅から、急行列車ITXに乗って約1時間とアクセスも抜群。そんな春川市の魅力についても調査しました! ■春川市に来たら行きたい!2大観光スポット 自然の宝庫で、川や湖が美しい春川市。ここに来たら外せないのが、昭陽江(ソヤンガン)スカイウォークです。 韓国最長のスカイウォークで、全長174mのうち、床が透明ガラスでできた区間が156mも!まるで川の上を歩いているようなスリルの中、川や山などののどかな風景が堪能できます。 ・昭陽江スカイウォーク 「小さな明洞」とも言われる春川明洞(チュンチョンミョンドン)通りは、春川一の繁華街で、地元の若者に人気です。 ・春川明洞通り ■名物グルメ&SNSで話題のパンは必食! さらに春川市は、タッカルビ発祥の地。鶏肉と野菜を甘辛いコチュジャンで炒める料理で、日本でも馴染みがありますね。 マッククスも名物で、そば粉で作った麺が特徴。キムチや大根キムチの汁にからめて食べます。 タッカルビのシメにマッククスを食べるのも、人気の組み合わせなのだとか。 最近注目されているのが、カムジャパン(じゃがいもパン)! 江原特別自治道の特産物であるじゃがいもを使ったパンで、春川の人気カフェ「カムジャパッ(ジャガイモ畑)」で食べられます。まるでじゃがいものような見た目と、もちもちの皮とホクホクのじゃがいもの餡が絶品と話題になっています。 ・カムジャパッ(감자밭) ■春川市のある江原特別自治道はロケ地巡り&観光にうってつけ なんといっても、春川市は韓流ブームの火付け役となったドラマ『冬のソナタ』の舞台。特に有名なロケ地は、遅刻したユジン(チェ・ジウ)とチュンサン(ペ・ヨンジュン)が、学校へ潜り込むために塀を乗り越えるシーンが撮影された春川高校の塀です(現在は新しい塀に作り替えられてしまい、なくなっているようです)。ユジンが寝過ごして初めて会ったチュンサンとバスを降りたバス停も春川市にあるのだとか。 近郊の南怡島(ナミソム)は、ユジンとチュンサンがデートした場所として知られていますね。2人が歩いたメタセコイア並木が印象的です。 さらに、同じ江原特別自治道に位置する江陵(カンヌン)と平昌(ピョンチャン)は『トッケビ』のロケ地なのです! ロケ地巡り&観光を楽しむには、うってつけのエリアですね。 文=松田支信