【イベントレポート】マッツ・ミケルセンが極寒の中で50テイク、ヒュー・ダンシーと「ハンニバル」回想
マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシーが、本日12月8日に「東京コミックコンベンション2024(東京コミコン2024)」のセレブステージに登場。同イベントは千葉・幕張メッセで開催されている。 【写真】マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシーがハグ ミケルセンとダンシーはドラマ「ハンニバル」シリーズで共演して以降、親睦を深めている間柄。同シリーズで、ダンシーは連続殺人犯の精神を見ることができる調査官ウィル・グレアムを演じ、ミケルセンは精神科医としてグレアムを助けつつ彼を暗い道へ引きずり込もうとするハンニバル・レクターに扮した。 ミケルセンは歓声に耳をそばだてながら「会えてうれしい。声も聞こえているよ」と挨拶。初来日となったダンシーは「マッツと一緒に舞台に立つことができてうれしい」と述べ、「神戸牛がものすごくおいしかった! 僕の好きな食べ物リストのトップになったよ」と笑みを浮かべる。 トークは「ハンニバル」の内容を中心に進められた。ダンシーは「血の海、あのラストはとても長尺のシーンで難しかった。でも美しいと思っている。印象的なシーンでシーズンを終えることができてよかったよ」と明かし、ミケルセンは「正しい結末を皆さんに提供できたと思う。キッチンを片付けたあと、外で雨に打たれるシーンがあったよね。あの日はマイナス30度で、本当に雨が冷たかった。50テイクも重ねたんだよ(笑)。本当に大変だった」と過酷な撮影を振り返った。 グロテスクな演出は2人とも平気なようで、ダンシーは「逆に楽しかった。現実離れしているから、夢の世界にいるような感じだったよ。チェロマンを覚えてる? あれもすごかった」とも話した。東京コミコンで恒例となった“デンマーク語講座”では、「会えてうれしい」という意味のデンマーク語をミケルセンがレクチャー。しかし、あまりに難易度が高いためミケルセンは「同じ意味で投げキッスがある。そっちのほうがいいかもね」と投げキッスをプレゼントし観客を喜ばせた。 なおミケルセンが声の出演をした「ライオン・キング:ムファサ」は12月20日に全国で公開。さらに第36回ヨーロッパ映画賞で男優賞を受賞した主演映画「愛を耕すひと」の日本公開も控える。またダンシーは撮影中のドラマシリーズ「LAW & ORDER」の出演が2025年春まで続くと明かした。