成田凌「若い頃は、どこか自分が特別でいたかった」30代を迎えて語る過去と現在
鬱蒼とした木々に囲まれた豪邸から、13人もの子どもたちの白骨死体が発見された。被疑者は、屋敷の主・灰川十三。この子どもたちは何者なのか。灰川とはどういう関係なのか。不気味な豪邸に隠された真相を紐解く中で、刑事・冴木仁はこの事件にひそむさらなる謎と闇に直面する――。 【写真】夏ドラ主演の成田凌、30代に突入して“色気”がますます凄いことに…!最新撮り下ろしカット(写真6枚) 7月からスタートの日ドラ『降り積もれ孤独な死よ』は、2017年と2024年という2つの時代を行き来しながら、白骨死体遺棄事件の真実を追うクライムエンターテインメントです。 主人公・冴木仁を演じるのは成田凌さん。モデルとしてキャリアをスタートさせ、2014年に俳優デビュー。以降、着々と出演作を積み重ね、『逃亡医F』『転職の魔王様』に続き、本作がGP帯連ドラ3本目の主演作となります。 30代を迎え、俳優としても、人としても新たなるフェーズに踏み出した成田さん。その胸の内には、どんな変化があるのか。「年々人を好きになっていってるのかもしれない」と語る成田さんの過去と今を聞きました。 成田 凌 Ryo Narita 1993年生まれ。埼玉県出身。2013年モデルとしてデビュー、翌2014年にドラマ「FLASH BACK」で俳優デビューを果たす。以降、映画『ビブリア古書堂の事件手帖』『さよならくちびる』『カツベン!』、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「逃亡医F」「転職の魔王様」、NHK連続テレビ小説「わろてんか」「おちょやん」など数多くの作品に出演。2024年後半も人気シリーズの最終章『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』(秋公開予定)、漫画家・つげ義春の同名短編を原作にした『雨の中の慾情』(11月29日公開)と、主演映画2本の公開が控えている。
差し入れをいっぱい入れます(笑)
――脚本を読んでみての感想をお聞かせください。 1話の脚本を読み終えたとき、これからどうなっていっちゃうんだろうっていうワクワク感とドキドキがすごかったんです。撮影はこれからですけど(取材は5月下旬に実施)、演じるのも楽しみだし、完成した作品を観るのも楽しみになるような、とても満足度の高い脚本だなと思いました。 ――成田さんが演じるのは、その強い正義感ゆえに警察組織からはみ出しがちの刑事・冴木仁です。 蓮水花音という女性と出会い、事件の真相を追う中で、わりと蓮水に振り回されるところもあるんですけど、冴木の根っこにあるのは優しさと強さなんですよね。そこは演じる上で大事にしたいなと思っているところです。なぜ冴木はこんなにも強くありたいと願うのか。それは物語が進むにつれて明かされていくので、ぜひ楽しみにしていただきたいですし、彼の内にあるものをどう表現するか僕自身も楽しみにしています。 ――主演作が続きますが、本作では座長としてどんなことを心がけたいですか。 差し入れをいっぱい入れます(笑)。どんな気遣いよりも、甘いものが勝ることってあるじゃないですか。いい作品をつくるために頑張っているスタッフやキャストのみなさんが、甘いものを口にした瞬間、笑顔になる。これに勝てるものはないです。 特に夏ドラマは猛暑での撮影になるので、体力も必要とされます。暑い夏を乗り切るには、チームのみんなでお互いに気を遣い合っていくことが大切だと思うんです。ハードになるであろう撮影の日々に一丸となって立ち向かっていきたいです。