お歳暮商戦始まる 水戸・京成百貨店 県産品や能登応援も 茨城
茨城県水戸市泉町の京成百貨店で19日、「冬のギフトセンター」が開設され、お歳暮商戦が本格的に始まった。家族で楽しめるカニしゃぶやあんこう鍋セットのほか、能登半島地震の被災地応援として、石川県産のイカやのりの詰め合わせなど約1100点を用意した。 7階のギフトセンターには、干し芋や納豆といった名産品に加え、人気のスイーツセットなどがずらりと並んだ。午前10時半の開店と同時に多くの買い物客が訪れ、思い思いに商品を選んだ。 今年は物価高の影響で、半数以上が値上げや内容量を減らして対応しているという。昨年一番人気だった県産品詰め合わせギフトは、2018年から据え置いてきた価格を450円ほど引き上げた。 同市の80代女性は県外の親戚向けに干し芋を選び、「相手も楽しみにしてくれている」と目を細めた。同百貨店食品催事・ギフト課兼食品2課の若林海斗さん(23)は「お世話になった方への感謝や、1年間頑張った自分へのご褒美にしてもらえたら」と話した。 センターは同百貨店オンラインショップのほか、つくば、日立ショップでも開設している。会期はつくばショップのみ12月17日まで、そのほかは同月22日まで。
茨城新聞社