障がい者のために、どんな投票があるの?
体に重い障害がある人はどのようにして投票すればよいのでしょうか? 投票所に行けない人には「郵便等投票」、腕が不自由で字が書けない人には「代理記載制度」と呼ばれる制度などがあります。どんな制度なのかみてみましょう。 ■投票所に行けない人 重い障がいがあったり、重度の介護が必要だったりするために投票所に行けない人は「郵便等による不在者投票(郵便等投票)」という制度を利用します。主に身体障害者手帳を持っている人が対象ですが、障がいの種類や等級によって異なります。 投票には、選挙管理委員会が発行した「郵便等投票証明書」が必要ですが、入手するのに数日かかることもありますので、それを計算して事前に申請しておきます。 さらに腕や目に重い障がいがあるため、自分自身で文字を書けない人は代筆を頼むことで投票します。「代理記載制度」といい、代理人は選挙権があり、届け出れば誰でもなれます。 ■目の不自由な人 点字で投票ができる「点字投票」と言う制度があります。投票日当日、投票所で申請すると点字で投票ができます。期日前投票や不在者投票でも点字投票が可能です。