【MLB】タイガースの超有望株ジョーブがメジャー昇格へ ラストスパートの「切り札」として大きな期待
日本時間9月24日、タイガースは「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで球団1位・全体6位の評価を受けている右腕ジャクソン・ジョーブをメジャーに昇格させることを発表した。8月以降に快進撃を見せているタイガースは現在、ア・リーグのワイルドカード争いで2位タイに浮上。2014年以来10年ぶりのプレーオフ進出を成し遂げる大きなチャンスを迎えている。その勢いをさらに加速させるべく、ラストスパートの「切り札」として、投手のプロスペクトでは球界最高の評価を受けている22歳の右腕のメジャー昇格を決断した。 【動画】タイガースの有望株ジャクソン・ジョーブのピッチング 現在22歳のジョーブは2021年ドラフト1巡目(全体3位)指名でタイガースに入団。今季はマイナーのA+級、AA級、AAA級でプレーし、3階級合計で21試合に先発して5勝3敗、防御率2.36、96奪三振、被打率.178をマークしている。マイナーでは1度もリリーフ登板を経験していないが、100マイルの速球と質の高いスライダー、チェンジアップのコンビネーションで奪三振率が高く、支配的な投球を見せるため、タイガースはブルペンの一角として起用することを考えているようだ。 もしジョーブが残り6試合でチームに貢献し、首脳陣に「必要な戦力」と認められた場合、プレーオフのロースターに登録される可能性もある。ジョーブは8月末の時点で40人枠に登録されていなかったものの、8月末の時点で球団に所属した選手は、一定の条件を満たせば故障者の代役としてプレーオフのロースターに登録できるため、ジョーブが抜擢される可能性は十分にあるのだ。その場合は前田健太がプレーオフのロースターから漏れることも考えられるため、前田にとっても残り6試合での登板機会は非常に重要なものとなるだろう。