【阪神】木浪聖也 姿勢の矯正で〝進化〟に手応え「『地に対してスッと立つ』イメージ」
阪神・木浪聖也内野手(30)が9日に兵庫・西宮市内の甲子園球場で自主トレを公開。「昨季が終了してからも今年に向けてずっと動いてきた。他人のことを考える余裕はない。最後は笑って終えられるように」とプロ7年目のシーズンを見据えた。 2023年にはキャリアハイとなる打率2割6分7厘をマークし、チームのリーグ制覇&日本一に大きく貢献。「恐怖の8番打者」として自己初となるベストナインとゴールデングラブ賞のタイトルも獲得したが、昨季の打撃成績は打率2割1分4厘と一気に低迷した。チームのつなぎ役を担ってきた背番号0の不振は虎打線全体の攻撃力低下に直結。連覇を逃す一因となってしまった。 今季で31歳を迎えるが加齢などによる体の変化は「感じていない。まだまだ良くなることができると思う」。今オフは専門のトレーナーの指導の下、骨盤や姿勢の矯正に取り組んでいるとのことで「歩く時、食事する時、運転中など日常の生活の中でも自分の姿勢を意識するようになった。『地に対してスッと立つ』イメージ」と語る。 自身の〝姿勢〟を強く意識する中で「ここが歩きやすい、走りやすい、立ちやすいといった発見があった。日常の中で意識しないと、無意識まで届かない」と手応えを口にする。目指すのは復活ではなく進化。新たなシースンも背筋を伸ばして真摯に臨む。
東スポWEB