ホンダと日産が経営統合の協議入り 海外勢の思惑は?
■異業種参入 ホンハイの狙いは?
経済部 北村莉子記者 「自動車業界は、スマホメーカー、精密機器メーカーなど、異業種の参入が相次いできていて、新たな局面にあるといわれています。異業種が参入するのは、EV=電気自動車がほとんど。EVはガソリン車に比べると部品数が少ない。いろんな観点があって参入するハードルが低くなっている。ただ、安全性が高いものを大量生産するノウハウは、自動車メーカーにしかない技術。スマホをつくる技術はあるが、大量生産する技術、そういったところに苦戦している新興メーカーが、自動車メーカーを買収したいという狙いはあると思われる」 また、今後3社の経営統合については…。 北村記者 「日産もホンダも海外市場で厳しい状況にあるため、統合して海外に対して競争力を強めていきたい考えがある。経営統合については、早期に合意を目指したい考え。ただ、経営統合は、株主の合意が本当に得られるのか、部品の供給網の整理がきちんとできるのか、いくつもの課題があるのが現状です。関係者の中には、必ずうまくいくわけではないし、どうなるか分からない、そういった声も聞かれています」
テレビ朝日