〈長期手配犯・FC2創業者を逮捕〉“なにわのビル・ゲイツ”が日本に帰国したやむを得ない理由とドバイ、米国、タイ…世界各地に家を持つセレブぶり
「女好きのオジサンというイメージですね」
しかし、莫大な資産を築き、海外に複数の拠点を置いてセレブ生活を享受していた高橋容疑者はなぜ逮捕されることを覚悟で帰国したのか。それとも逮捕されない自信でもあったのか。長年交流のある女友達はこう証言した。 「高橋さんは、身内の体調がかなり悪くて日本に帰らないといけない事情があったようです…それで逮捕されたって感じです。昨日くらいから仲間ウチでも情報が回ってました。彼本人は少しタカをくくったというか、油断もあったと思います。 彼はすでにアメリカ国籍を取得していて、それでパスポートの名前も変わっていたはず。国際手配ということでしたけど、ドバイ(アラブ首長国連邦)はもちろん、韓国やアメリカ、ハワイ、タイとかに家があって、普通に行き来してましたから。 仕事はセミリタイアで、世界中に家があって悠々自適に暮らしてましたよ。リゾート地が多いから海やプールで遊んでいたと思うかもしれませんが、彼は水とか嫌いなんでマイケル・ジャクソン並みに白かったです。とにかく『おネエちゃん』が大好きで、特に素人の子かな、ナンパしたり“手配師”に準備させたりして皆で飲んで遊ぶんですよ」 現地では同じく国際手配がかかった投資家やカリスマ実業家らと交流を重ね、暴露系ユーチューバーで参院議員にもなった「ガーシー」こと東谷義和氏とも親しかったという。ただし、と女性はひと呼吸置いてこう続けた。 「でも、あの界隈の人たちに比べると高橋さんは温厚なタイプだったと思いますよ。ただの女好きのオジサンというイメージですね」 取り巻きや友人、知人からすれば温厚なセレブだが、10年近く行方を追っていた当局の見方は当然異なる。一連の経緯に詳しい社会部記者はこう言う。 「警察はこれまで、高橋容疑者を血まなこで探していました。高橋の周囲の人間を逮捕して金の流れや関係性を聞き出す。それでもなかなか口を割らず、拘留期限も切れて結局不起訴になって出る者もいました。身柄の拘束は念願でしたから、今後は別件も含めて立件に向けて調べを進めていくでしょう」 高橋容疑者は取り調べに対し「日本の法律に違反しないと思っていた」と話しているという。 まずは執念の逮捕にこぎつけた京都府警の今後のお手並み拝見というところか。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: shueisha.online.news@gmail.com X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班