ETC利用率はすでに「95%」って知ってた? 深夜割引で「30%」オフになるし、もはやETCなしではクルマに乗れない!!
料金所で自動的に料金を支払ってくれるETC(Electronic Toll Collection System)は、クルマ乗りにとってなくてはならない装置だ。スムーズにゲートをくぐれるだけでなく、割引なども受けられるからだ。そのうえ首都高速では、ETCなしでは料金を支払えない料金所が35か所も設定されている。ETCを使ったカーライフはどれだけお得なのだろうか? 【画像ギャラリー】え!?こんなところに「ETCカード」入れるの? とても見つかるとは思えない!!
ETC2.0の普及率も34%に達している
最近は高速道路のETC利用率が高い。2024年のETC利用率は95%に達している。有人ゲートを利用するユーザーはわずか5%だ。 またETC2.0の普及率も34%に増えた。ETC2.0の特徴は、車両と道路の双方向通信により、渋滞の回避ルートを教えてくれたり有料道路の利用料金が従来のETC以上に割安になったりする。 例えば平日の昼間、13時に東名高速道路の東京インターチェンジに入って静岡インターチェンジまで移動した場合、通行料金はETCも含めて一律4300円だ。それが23時に出発すれば、通常の料金は4300円だが、ETCを使えば3010円に割引きされる(※ETC深夜割引によって30%値引きされるため)。
首都高速で現金払いはマイナスが大きい
また東京の首都高速道路を平日の昼間に使った場合、用賀から目黒といった短い区間でも、現金で支払う通常料金では1950円を徴収される。それがETCなら710円だ。このほか地域によってはETC2.0割引きも実施されている。 ETCを使った時の割引き内容は、ユーザーの利用状況に応じて異なるが、例えば首都高速道路は、前述の通り通常料金は1950円なのにETCなら710円だ。頻繁に首都高速道路を利用するユーザーであれば、ETCの利用によって利用料金を約3分の1に減らせる。この差は大きい。
クレジットカードがなくても「ETCパーソナルカード」で支払いが可能
なおETCカードは、ユーザーが所有するクレジットカードの追加カードとして発行されることが多いが、クレジットカードを所有していない場合もある。その時には、発行に際して審査が行われないETCパーソナルカードを使う。 ただし年会費が掛かり、なおかつデポジット(保証金)も必要だ。デポジットは最低3000円とされ、毎月の利用限度額は、デポジットを上限としている。従って毎月の利用料金を計算した上で、その金額を上まわるデポジットを設定する。以上のように高速道路を使う場合、ETCを利用しないと、料金が大幅に割高になる状況がある。 文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。執筆対象は自動車関連の多岐に渡る。 写真/おとなの週末Web編集部、Adobe Stock(アイキャッチ画像:moonrise@Adobe Stock)
【関連記事】
- やっぱり愛車に『オットマン』欲しいよね? 同乗者大喜びの装備だが「意外な注意点」と「価格」が気になる
- 【銚子電鉄】"ビッグ錠"描き下ろしイラストの『デキらぁめん』がマジで旨い!! ドイツ・アルゲマイネ社の『デキ3形』電気機関車って知ってる?
- 【山梨県警】最後の「セドリックパトカー」がついに引退!! "北杜警察署"で撮影した最後の雄姿を見てほしい
- ネオンイエロー色のソーダは主人公の好きな味なのか? 期間限定「ファンタ ビートルジュース」あの"名前"を3回唱えてでもゲットしたい!!
- 「2階からの景色」「1階厨房の絶品料理」が楽しめる2階建て「レストランバス」が最高すぎる!! 新企画は「スナック体験」だと!?