【陸上】猛暑の中…インターハイが開幕 ドルーリー朱瑛里1500m優勝へ「ここでしっかり勝ちきれるように」
◇令和6年度全国高等学校総合体育大会 陸上競技大会(7月28日~8月1日、福岡・東平尾公園博多の森陸上競技場) 心境を伝えるドルーリー朱瑛里選手 高校生の夢舞台、インターハイが始まりました。 陸上競技の初日、28日の注目競技は女子1500m。予選がおこなわれた午後0時すぎのグラウンドコンディションは、気温35.5度。立っているのもつらくなるような暑さの中、選手たちは直前まで、体に氷のうを当てたり、水分補給をしたりして、来るレースに備えました。 3組に登場したのは、岡山・津山高校2年のドルーリー朱瑛里。この種目でU20世界選手権の代表にも選ばれている実力者です。高校1年生で出場した去年のインターハイは留学生に次ぐ3位。優勝を目指す今大会は、予選から積極的なレースを見せました。 胸に手を当て、頬をたたいて気合を注入。スタートから飛び出すと、先頭でレースを引っ張ります。 最初の400mを69秒で通過、その後の800mを2分20秒で通過すると、その後の1200mも3分30秒と安定したペースを刻み、この組トップでフィニッシュ。4分20秒60のタイムで、翌日29日の決勝進出を決めました。 「予選は気持ちよく、自分のペースで先頭で走るというところを目標にしていたので、決勝につながるいい走りができたかなと思います」と振り返ったドルーリー選手。 「インターハイは今後につながるような、すごく大事な大会だと思っているので、ここでしっかり勝ちきれるように頑張りたいと思います」と目標を語りました。 800mにも出場予定のドルーリー選手は、今大会最大5レース出場することに。 「1日1日の疲労をその日のうちに抜いて、1500mでも800mでも、しっかりいい走りができるように頑張りたいと思います」と力を込めました。 なお、この日1500m予選に出場予定だった、800m日本記録保持者の久保凛選手は欠場でした。