最悪の無駄遣い…。バルセロナの歴代“不良債権”選手(11)メッシとの共存は無理…。100億以上が無駄に
バルセロナはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でバルセロナが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。 【画像】バルセロナの歴代“不良債権”選手 一覧
LWG:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表) 生年月日:1991年3月21日 在籍期間:2019年夏~2023年夏 移籍金:1億2000万ユーロ(約168億円) 通算成績:102試合35得点17アシスト ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードでワールドクラスの選手となったアントワーヌ・グリーズマンが“決断”したのは2019年のこと。「新しい挑戦のため」にバルセロナに籍を移した。移籍金は当時のサッカー史上5番目に高額な1億2000万ユーロ(約168億円)。クレ(バルセロナファンの愛称)から大きな期待を寄せられたのは必然だった。 しかし、グリーズマンは期待を裏切ってしまった。本来、中央でのプレーを得意としていたが、当時のチームにはルイス・スアレス、そして絶対的エースのリオネル・メッシもいたため、主戦場はベストとは言い難い左ウィングに。その結果、アトレティコ時代のようなエースっぷりをまったく発揮できず、1年目は公式戦48試合で15得点と物足りない数字に終わっている。 スアレスが去った2年目はより中央でのプレーが増えたこともあって得点関与数も増加したが、完全にフィットしたとは言い難かった。結局、高額な移籍金に見合う働きをみせられぬまま、2021/22シーズンにレンタルで古巣アトレティコに戻り、2023年の夏にバルセロナを完全に離れた。ロシアワールドカップやアトレティコに戻った後の活躍からも、能力の高さに疑いの余地はないのだが…。
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