「スーパー・ライト級王座決定トーナメント」開催。日本からは稲垣柊と鈴木勇人が参戦【K-1】
「K-1 WORLD MAX 2024」(9月29日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の第1弾カード発表会見が7月24日、都内で開催された。 大和哲也の王座返上に伴う「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」が8選手の参加によるワンデイトーナメントで開催されることが発表された。 日本からはKrushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)と元同級王者の鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)が参戦。残る6枠は海外の強豪が参戦する。 稲垣は「デビューして5年。僕は強さだけを求めて戦ってきた。階級を上げて11連勝中で、やっと世界のベルトをつかむチャンスが来た。Krush王者としてK-1 WORLD GPも制覇して、65kgは僕の階級にします」、鈴木は「やっとこの時が来たかなと思っている。トーナメントは今まで経験がなく、1日3試合というのは未知な部分があるが、このトーナメントは自分のためにやるトーナメントだと思っているので、いつも通り普通にやって優勝しようと思っている」とともにトーナメントに腕を撫す。 今回、日本人2枠という狭き門のところを選ばれたことについては稲垣は「率直にうれしい気持ちと、世界のトーナメントといっていて毎回、日本人4人は多いと思っていたので僕の理想とするトーナメントになったと思っている。日本人として必ず頂点に立ちたい」、鈴木は「選ばれて当然かなと思いました」とそれぞれ語った。
鈴木は前戦の卜部功也戦について「本当のトップの選手とは初めて試合をした。今まで味わったことのない攻撃力とかポイントを突くところとか細かいテクニックが勉強になった。本当に強い選手の次元を肌で感じることができた」と振り返った。そして「いい経験になった。トーナメントには生きると思う。でもあの戦い方は3試合はきついと思うので、今は倒して勝てるような練習を積んでいる」と続けた。 またトーナメントを勝ち抜くうえで気持ち以外に必要なものを問われた際に稲垣は「気持ちと根性は絶対に必要だと思う。このベルトを獲得するうえで技術とか根性は最低限として、王者になる人ってその日の運とか“持っている”人が獲ると思うので、そこかなと思う」、鈴木は「ケガ無くうまく戦うことが一番大事かなと思う。ケガをしないように自分の戦いを通せればケガはそんなにしないと思う。できれば3試合ともKOでスカ勝ちできればいいなと思っていて」などと語ったうえで「集中力じゃないですか。試合が終わって、間隔が空いて、試合をやってまた間隔が空く。何時間もずっと集中できないと思うので、自分は1回終わったら集中を切らすつもり。切らせてからまたスイッチを入れ直す。経験はないが、それがうまくできていつも通りのテンションで戦えればいつも通りの試合ができると思うので、集中力をうまく使うことだと思っている」と最終的には「集中力」を挙げた。