避難所の開設訓練をライブ映像で中継 京都の中学生が「水害への備え」促す
京都府宇治市は「防災シンポジウム」を同市五ケ庄の京都大宇治キャンパスのきはだホールで開催した。東宇治中での避難所開設訓練を1年生たちがライブ映像で中継し、会場の市民約200人に水害への備えを促した。 シンポジウムは7日に開いた。1年生約160人がキャンパス近くの東宇治中で訓練し、避難者を受け入れて名簿を作成し、非常食を配る様子を中継した。きはだホールで1年生30人が訓練を解説し、これまでの防災学習の成果も発表した。 中継前には、京都大防災研究所の中北英一・気候変動適応研究センター長が講演。「地球温暖化の影響で総雨量は15%増え、大雨の頻度も高くなる。未経験のことが起きる」と豪雨への備えを呼びかけた。