フランキー役降板の矢尾一樹が口にしていた〝衰え〟 共演声優が証言「ギャップに苦しんでいたかも」
人気アニメ「ONE PIECE」(フジテレビ系)で主要キャラクターの「フランキー」役を19年間演じた声優・矢尾一樹(65)が同役を降板した。 矢尾は今月8日に自身の「X」(旧ツイッター)を更新。「幽体離脱とでも云うのか、俺の理想としてるフランキーとの間に溝が出来てしまった…」と吐露し「悔しい!哀しい!!マジでゴメン」とファンに謝罪した。 スタジオ関係者の話。 「一部ファンの間ではここ数年〝降板説〟が噂されていました。19年7月から放送されていた『ワノ国編』以降、明らかに滑舌が弱っていましたからね。フランキー独特の巻き舌も鳴りを潜めてしまい、ファンには衰えを隠し切れなかったんでしょう」 どこか色気を感じさせるしゃがれ声が特徴的な矢尾は、05年の登場以来、約19年にわたって味のある芝居で〝麦わらの一味〟を支え続けた。共演経験のある中堅声優が人柄を語る。 「柄物のシャツに短パン、サングラスと私服がド派手な矢尾さんですから、最初はあいさつするのも怖かったです(笑い)。勇気を振り絞って初めてマネジャーと声を掛けさせていただいた時、ご自身の出演前にも関わらず立ち止まって『頑張れよー!』って握手してくださったのを今でも覚えています。おちゃめな一面もある優しい先輩です」 同声優によれば、2~3年ほど前から役者としての衰えを口にすることがあったという。テレビアニメ公式サイトでも長期間の話し合いが設けられたことが記されており「ここ数年は理想の演技とのギャップに苦しんでいたかもしれません」と明かした。 後任を務めるのは「ドラえもん」のジャイアン役でも知られる人気声優の木村昴(34)だ。声優業界関係者は「一言で言うなら〝間違いない〟でしょう。努力を惜しまない方ですし、実力も申し分ない」と太鼓判を押した。
東スポWEB