福井県嶺南の4高校で今年も「敦賀市合同文化祭」 バンド演奏やファッションショー…8月11日にきらめきみなと館
福井県嶺南地域にある敦賀、敦賀気比、敦賀工業、美方の4高校の生徒らによる「敦賀市高校生合同文化祭」が8月11日、敦賀市きらめきみなと館で開かれる。4回目の開催となる今年は、菓子まきやイントロクイズなど高校生だけでなく幅広い年代が楽しめる企画を用意。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で運営費支援を募っている。締め切りは7月21日。 新型コロナウイルス禍で学校生活が制限されていた2021年に始まったイベント。4校生徒やOB・OG、敦賀商工会議所青年部でつくる実行委が開いてきた。今年は「TonTeen2024~只今、青春中~」のテーマで、3月から準備を進めている。 午前9時半~午後7時に開催。ステージでは高校生によるバンド演奏やダンス、カラオケ大会のほか、ファッションショーを初めて企画した。焼きそば、かき氷、スーパーボールすくい、射的などの模擬店やキッチンカーの出店、謎解きスタンプラリーもある。 CFの目標額は150万円で、スタッフTシャツの製作や賞品・景品代、来場した高校生を対象とした会場で使える金券代などに充てる。会計管理は同青年部が行い、実行委の高校生も手伝う。返礼品には会場で使える金券や高校生の感謝のメッセージの寄せ書き色紙がある。 CF担当メンバーの森野巧巳さん(敦賀高3年)は「当日は、自分たち高校生の力を出し切りたい。市内だけでなく、市外の人にも来てもらえたらうれしい」と話している。支援はミラカナの特設ページから申し込める。 11日には、実行委高校生チーフの花房楓真さん(同)ら高校生5人が市役所に米澤光治市長を表敬訪問し、「高校生の実行委は昨年の倍となる50人。熱量はすごい。敦賀の新たな文化や伝統を作り上げたい」と意気込みを語った。米澤市長は「学校を横断して一つのイベントを作り上げるのは意義あること。楽しみにしています」と期待した。
福井新聞社