「遠藤航を使っていないことで明白」リバプールのアンカー補強について現地見解「スロットの最初の大きな決断となる」
「守備的な志向のMFが足りないこと」
今季からリバプールを率いるアルネ・スロット監督は、プレシーズンマッチの直近2試合で遠藤航をスタメンから外している。「新たな6番」の獲得が絶えず話題になってきたが、指揮官はどのように考えているのだろうか。 【PHOTO】2024年夏に海外で新天地を求めたサムライたち ベティスとの親善試合で先発出場した遠藤をハーフタイムに交代させた新監督は、続く2試合で遠藤をベンチスタートにした。このため、少なくとも当初は遠藤が「レギュラー」ではなくなるとの見方は少なくない。 リバプール専門サイト『Liverpool Echo』は8月5日、「昨夏ほぼ刷新したことで(中盤の)問題は改善された。6番の役割を除いて、だ」と報じている。 「それは現在のプレシーズンでも続いている状況だ。スロットはシステムをひとつに固定することを否定してきたが、おおよそ4-2-3-1と思われる。そしてワタル・エンドウをあまり使っていないことは、その位置でよりテクニカルな選手を好んでいることの表れだ。ただそれでも、本当に守備的な志向のMFが足りないことは時折明白だった」 「(プレシーズンマッチではレギュラーが不在とあっても)アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド級の相手に簡単に守備でやられるのは懸念だろう」 さらに、同メディアは「スロットはリバプールのスカッドを向上させられる選手を見つけるのは難しいと主張してきた。それが6番のケースであることは確かだ。今回の市場ではそういった選手があまりいなかったのは特筆すべきだろう」と続けた。 「おそらくそれは、より幅広い傾向を指摘している。伝統的な相手を破壊する守備的MFという概念から離れ始めているのだ。実際、シティのロドリや、アーセナルのジョルジーニョ、デクラン・ライスは、そういったタイプではない」 「リバプールに新しい6番はいらないのかもしれない。代わりに、メソッドに適応し、現在の中盤の少なくとも2人にもっと守備的な意識を植えつけることが今後の道かもしれない。2つの方向性のどちらにリバプールを進めたいのか。それを決めることが、スロット時代の最初の大きな決断となるかもしれない」 夏のマーケットはあと3週間強となった。スロットとリバプールはどのような編成を頭に描いているのか。そして遠藤にとって新シーズンはどのような一年となるのだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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