マイルCS史上7頭目の連覇達成へ C.デムーロ騎手×高野厩舎のタッグが2週連続GI制覇狙う
末脚自慢のナミュール(牝5、栗東・高野友和厩舎)が、マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)で史上7頭目の連覇を狙う。 【写真】史上7頭目の連覇を狙うナミュールのこれまで ナミュールは父ハービンジャー、母サンブルエミューズ、母の父ダイワメジャーの血統。半妹のラヴェルは22年のアルテミスSの覇者で、先週のエリザベス女王杯で2着。同じくアルセナールは今年のクイーンCで2着だった。そして曾祖母は97年の桜花賞を制したキョウエイマーチ。叔母のマルシュロレーヌは21年のBCディスタフを制し、日本馬として初のBC制覇を果たしている。 ここまで17戦5勝。22年のチューリップ賞で重賞初制覇。その後は惜敗が目立ったが、昨年の富士Sで2つ目のタイトルを手にすると、続くマイルCSでGI馬の称号を勝ち取った。その後は勝利こそないが、香港マイルが3着、ドバイターフが2着。ヴィクトリアマイルの8着を挟み、安田記念が2着と、一線級相手に好勝負を続けている。今回は5カ月ぶりの実戦となるが、もともと休み明けを苦にするタイプではないので問題ないだろう。 先週のエリザベス女王杯では同じく高野厩舎に所属する5歳牝馬・スタニングローズが、自身の半妹のラヴェルを2着に退けて、GI・2勝目を挙げた。今週は自分の番。同級生と同じくC.デムーロ騎手を鞍上に迎え、2つ目のタイトルを掴み取ってみせる。 【マイルCSの連覇】 ・84&85年…ニホンピロウイナー ・91&92年…ダイタクヘリオス ・97&98年…タイキシャトル ・03&04年…デュランダル ・06&07年…ダイワメジャー ・20&21年…グランアレグリア