無資格で「ペーパーカンパニー登記」中国籍の男ら逮捕 経営者の名で中国人の”在留資格”取得にも関与か
無資格で会社設立の登記を行なったとして、中国人の男女ら3人が逮捕されました。海外にいる中国人を代表とするペーパーカンパニーを複数設立し、在留資格の不正取得にも関わっていた疑いもあるということです。 司法書士法違反の疑いで逮捕されたのは、中国籍で京都市南区の会社役員、田純容疑者(34)ら男女3人です。 警察によりますと、田容疑者らは男と共謀し、司法書士の資格がないのに、去年9月、京都市内に中国人を代表取締役とする会社設立の登記をした疑いがもたれています。 ◆「違法に加担」警察に告白 同業者の男が去年10月ごろ、「雇われたものの、自分が違法なことに加担していることに気付いた」などと警察に告白して事件が発覚。 田容疑者らは去年8月から、民泊の名目で、実態のないペーパーカンパニーを少なくとも30社設立していたということです。 ◆ペーパー会社何のために? 実は、企業経営者は、最長5年の「管理・経営」の在留資格が取得できるといい、日本の在留資格を得たい中国人から、1回数百万円で依頼を受けていたとみられます。 警察は田容疑者らの認否を明らかにしていません。
MBSニュース