水川あさみが掲げた“目標”を達成すべく、玉山鉄二&櫻井翔がノリノリで提案「サイン出します?」<笑うマトリョーシカ>
早見和真による同名小説が原作の金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)が現在放送中。同ドラマは、水川あさみ演じる主人公の新聞記者・道上香苗が、若き政治家・清家一郎(櫻井翔)とその秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)の“奇妙な関係”に気付き、彼らの隠された過去を暴いていく。 【写真】圧倒的オーラ…厚生労働大臣として初入閣した櫻井翔“清家” このたび、水川、玉山、櫻井の3人にインタビューを敢行。自身が演じる役どころや、互いの印象などについて語ってくれた。(※取材時はクランクイン前) ■クランクイン前からスタッフの熱意を肌で感じる現場 水川あさみ(以下、水川):道上は一度気になったことは突き詰めずにいられない真っすぐな性格。そこが彼女の不器用さでもあるのですが、普通の人の比ではないくらい一つのことに没頭する感じがこのキャラクターの面白さでもあるのかなって。 櫻井翔(以下、櫻井):台本を見た感じ、道上はかなり孤軍奮闘だよね。強い人だなって思う。 玉山鉄二(以下、玉山):行動力もあるし。 水川:“報道は世の中を変える力がある”という信念の下、記者の仕事を続けていて。ただ今回は、記者としてこうあるべき…みたいな先入観はいったん取っ払って考えようかなと。道上の人間性やキャラクターにフォーカスして演じたいなと思っています。 玉山:鈴木は、清家の政治活動を支える秘書。2人の関係性は果たして健全なのか不健全なのか…。その不安定な部分を視聴者の方に楽しんでいただけるように演じたいと思っています。今回、事前に“このキャラクターは何年にこんなことがあって…”という細かい設定資料をいただいたじゃないですか。あれがすごくありがたくて。 櫻井:あー。年表みたいなやつ。 水川:分量がすごかった! 玉山:回想シーンの撮影前にも状況が整理しやすそうだなと。スタッフさんの熱意を感じて、期待してくださっている以上のものをお返ししたいなと思いました。 櫻井:僕が演じる清家は、43歳の若さで厚生労働大臣として初入閣。劇中で政治を近くに感じられたり、親しみやすいと思ってもらえる政治家像を作れたらいいねっていう話を監督やプロデューサーの方としています。“政治家”という型にこだわり過ぎずというか。 玉山:櫻井さんは清家という役にピッタリ。ハマっていますよね。 櫻井:本当ですか? ありがとうございます。ところで、衣装合わせのときにテーラーさんが来て採寸をしてくださったじゃないですか。スーツから作ってもらう作品は初めてで、それにも驚きました。 玉山:ありがたい。僕たちの今日のスーツも仕立ててもらったもの。 櫻井:さっきの“年表”も含め、いろんな準備段階からスタッフさんの気合を肌で感じています。 ■思わぬ提案に水川あさみが突っ込む「そういう状況になったら察する(笑)」 水川は過去に2人と共演歴があり、玉山&櫻井は今回が初。 玉山:僕は櫻井さんにものすごく頼もしさを感じていますよ。 櫻井:僕の方こそです。 玉山:日常で使わないようなセリフが結構多いじゃないですか。櫻井さんは特に政治用語とか大変だと思うんですけど、そんな中でも、水川さんのにぎやかなテンションに惑わされないように…。 水川:あはははは! 確かに。私、黙ってます!(笑) 今回の目標。 櫻井:“目標・黙る”って(笑)。 玉山:それか“今ちょっと大変だから”っていうサイン出します? 胸ポケットに何か入れとくとか。 櫻井:ホテルでドアノブにぶら下げる“Do Not Disturb ”的な感じで? 水川:待って待って! 私だって、さすがにそういう状況になったら察する(笑)。 玉山:お互い大変なときは察し合って…だね。 櫻井:支え合っていきたいですね。 取材・文=川倉由起子 ※「月刊ザテレビジョン」2024年8月号より