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●九頭竜大社（京都府）

雅楽殿に納められた九頭竜の絵

辰年となる2024年は、龍神様をお祀りする神社を訪れるのが吉。参拝の心得を守りつつ、龍神様のパワーをしっかり受け取りましょう!（構成◎島田ゆかり イラスト◎宮原葉月） 【写真】室生龍穴神社の「妙吉祥龍穴（吉祥龍穴）」。日本三大龍穴の一つだが、実際に見ることができるのはこの龍穴だけ * * * * * * * 【九頭竜大社（くずりゅうたいしゃ）・京都府】 慈しみの女神様九頭竜弁財天に願いを雅楽殿に納められている絵には、諸龍神の中でも別格に慈悲深いといわれる九頭竜の白い弁財天様が描かれている。「お千度」という独自の参拝方法があり、本殿を時計回りに正面石段下、九頭竜絵、蛇石、初代御神木、現在の御神木、ご発祥の石碑、旧本殿跡、本殿真裏でそれぞれ一礼し、これを9回まわることでご利益をいただける。正しい作法でお参りを。 DATA●京都府京都市左京区八瀬近衛町681

●室生龍穴神社（奈良県）

【室生龍穴神社（むろうりゅうけつじんじゃ）・奈良県】 「善女龍王」が棲む吉祥龍穴へ室生寺にほど近く、併せて参拝する人も多い古社。水を司るタカオカミノ神と善女龍王が祀られており、天の岩戸と呼ばれる2つに割れた巨石を過ぎ渓流を下りていくと、神秘的な龍穴「妙吉祥龍穴（吉祥龍穴）」が現れる。京都の貴船神社、岡山の備前龍穴とともに、日本三大龍穴の一つだが、実際に見ることができるのはこの龍穴だけ。遥拝所から龍神様に参拝したい。 DATA●奈良県宇陀市室生1297

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●神崎神社（鳥取県）

豪快な刀法で彫られた龍

【神崎神社（かんざきじんじゃ）・鳥取県】 龍が握る「幸せ玉」真下で願うとご利益が鳥取県の保護文化財にもなっている神崎神社。本殿は鳥取藩のお抱え宮大工・小倉園三郎によって建立された。拝殿の向拝（張り出した屋根）天井に彫られた龍は、その繊細で躍動的な姿が迫力満点。足元に示された「宝珠の真下」の文字から見上げると、龍が握る「幸せ玉」を真上に見ることができる。ほかにも鳳凰や蝶、葡萄とリスなど、見事な彫刻が楽しめる。 ※「崎」は正しくはタツサキ DATA●鳥取県東伯郡琴浦町赤碕210 （構成=島田ゆかり）