井上は７回TKO勝ちで２度目の防衛に成功した。写真：田中研治（THE DIGEST写真部）

　９月３日、東京・有明アリーナで世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥（大橋）が２度目の防衛戦に臨み、元IBF同級王者テレンス・ジョン（TJ）・ドヘニー（アイルランド）に７回TKO勝利。４団体統一王者として日本人初となる２度目の防衛を成し遂げた。 【画像】井上尚弥とドヘニーが一発クリア！前日計量の様子を公開！ 　井上が55.3キロ、ドヘニーが55.1キロだった前日計量から、試合当日は62.7キロの井上に対して、ドヘニーは66.1キロと11キロ増。大幅に体重を乗せてきた挑戦者に対して、しかし王者・井上が、一方的な展開を見せつけた。 　慎重に出方を見る１回を経て、２回に井上のボディブローが決まってドヘニーの頭がロープの外へ。３回にも井上の強烈な右が顔面とボディにヒット。ドヘニーの左ストレートがヒットした４回にも井上の右がボディに炸裂した。 　 　立ったままインターバルを過ごした５回には井上の左ボディブローがヒット。６回にもボディを打ち付け、ドヘニーは腰を折った。そして開始からラッシュを仕掛けた７回、ドヘニーは腰を痛めて棄権を表明。井上のTKO勝ちとなった。 　井上の防衛戦を見守ったファンは、「きょうも井上は強かった」「完勝、圧勝やね」「強すぎる」「ボディブローが腰を打ち抜いた？」と歓喜の声を挙げ、ほかにも「ちょっと微妙な終わり方だったな」「これからっていう時に終わってしまった」「ドヘニーの腰は大丈夫か？」などと、SNSに感想を書き込んでいた。 構成●THE DIGEST編集部