【仲里依紗さんインタビュー】「人生と家族」全力で楽しむ!
KEY WORD 02:#Happy Family 家族ってチームだ!
「子育て本は一度も読んだことがない。基本的に“お手本”は見ない派、自分の内側と向き合い答えを探す派」──By RIISA
理想を求めない押しつけない。「家族とはこうだ」を作らない
どんなに仕事が忙しくても、早朝に起きて息子さんのお弁当を作る。プライベートでは“母”の肩書きも持つ仲さんの一日はあっという間に過ぎていきます。でも、その慌ただしさもまた「楽しめていたら、つらくない」そう。 「楽しいことができていたら寝不足でも全然大丈夫。私、寝る時間が一番もったいないと思っているんですよ。だって、記憶にないんですもん。その時間を、誰かと話したり何かを見たり、ほかの何かに使えたらいいのにって。いつも思っていますからね」 家事においても“負けない”精神を発揮。部屋の片付けを「明日やればいいや」と後回しにすると「汚れに負けた気がする」ため、深夜まで動き続けてしまうことも。 「家の外でも中でも変わらず全力! 母としても、ひとりの人間としても、私自身は変わらないというか。“お母さんだからこうあるべきだ”とか“こうしなきゃいけない”とか、そういうものがないんですよ。それは息子に対しても同じで、“こう育ってほしい”という理想もないんです。息子の人生は息子のもの。生き方を押しつけたりせずに、彼には彼らしく生きてほしいと思っているので」 心がけていることがあるとしたらひとつだけ。それは、寝る前に“愛しているよ”の言葉をかけること。「どんなに激しくケンカをした夜も、これだけは必ず伝えるようにしている」と笑います。 「理想がないのは夫婦関係も同じで“こうあるべきだ”はないんです。キツネさん(夫)は私のことを自由にさせてくれているし……。というか、私がその状況を作り出しているんでしょうね。なんせ、私はどんなときも何を言われても“負けない”ので! それにね、キツネさんも私に負けず劣らずのエネルギッシュな自由人なんですよ。昨日も早朝の5時にゴルフ行って、そのまま会食行って、戻ってきたと思ったら、また打ちっ放しへと出かけていきましたからね(笑)」 理想を求めず押しつけず「家族はこうじゃなきゃけない」を作らない。それぞれをひとりの人間と認め支え合っている、「わが家はそんな個人が三人集まった“チーム”なんです」と続けます。 「私、基本的にお手本は見ないタイプで、子育て本とか一度も読んだことないんです。また、結婚も出産も周りの友達より早くて、相談できる人がいなかったから。すべてが自己流。でも、それでいいんですよ。世の中はたくさんのお手本であふれていて、それを見ていると何が正解なのか混乱してしまうから。だって、正解はいつだって自分の中にしかないんだから、そこにちゃんと目を向けられる自分でありたいですよね!」