今季初めての霧氷 霧、風、気温0度以下の3条件 長崎・雲仙市の妙見岳
長崎県雲仙市の妙見岳(標高1333メートル)周辺で28日、今季初めて霧氷が見られた。例年並みで、昨年より10日遅かった。 霧氷は霧の水分が風に吹かれて氷の結晶になり、木々の枝に付着する現象。霧、風、気温0度以下の3条件がそろうと発生する。 地元の雲仙温泉街では「花ぼうろ」と呼ばれ、冬の風物詩として親しまれている。条件次第では3月上旬まで見られるという。 雲仙ロープウェイによると、28日午前8時の妙見岳の気温は氷点下1度だった。朝から駅舎周辺の木の枝に氷が付き、山肌をうっすらと白く染めた。昼過ぎには解けたという。