内田有紀さん「ベストビューティウーマン」2024スペシャルインタビュー
悩みすぎると顔が疲れていく。人生は、笑うが勝ち!
「緊張感をもたれたり、なにげない一言でも強く感じさせてしまうことも多い年代に入ってきたと思います。でも自分では気づきにくいので、身近な人に私自身を注意してもらうようにお願いしているんです。お話をするときは笑顔を忘れないようにしたいもの。先日、『人には、愛する子供に話すように接する』という知人の話に納得しました。そうすれば、ありがとうもごめんなさいも素直に言えそうですよね。そのためにも普段からお おらかなマインドで生きようと心掛けています。急にいい人になろうとしてもとり繕えないですし(笑)、行動は習慣になるといいますから。別れが増える年代になり、共に過ごせる時間は思っているよりも少ないことを実感すると、人間関係でカッコつけたり、意地を張ったりする時間はもったいないので、素直に言葉を交わしたい。それが最近のテーマです」「もったいない」という考えは美容や健康面にも生かされている。内田さんは「悩みすぎること」をやめた。きっかけは、苦悩するシーンを演じた後の顔が疲弊していることに気づいたことだった。 「悩みすぎてプライベートまで疲れた顔になるのはもったいないですよね。考えることは大切ですが、必要以上に思い悩みがちなマインドを手放しました。そうして笑顔でいられれば、おのずと表情筋も鍛えられる気がして。私、気を抜いてスマホを見ているときは、『うわ!』と思うくらいすごい顔なんです(笑)。意識しないと緩むので下まぶたを上げるエクササイズをしたりと、普段から顔を上げるくせをつけようとしています」 3年前のインタビューで話してくれた朝のスムージー、頭皮マッサージ、隙間時間でのトレーニングも継続。撮影中、ノースリーブから見事な上腕二頭筋がのぞいたときは「やりすぎていますね」と照れた内田さん。若々しく見える一方で、49歳という年齢を実感してもいる。ホルモンバランスの変化から、頭痛や急な発汗に悩まされることも増えた。「予期せぬ不調が増え、このままずっと具合が悪い人になるのだろうかと焦りましたが、私は調子が悪いと過剰に思いすぎ、安心したいあまり、納得できる体調不良の理由を無意識に探しているような気がしたんです。それをいったんやめ、慌てず、日々の体の声を聞くようにして、更年期の症状もオープンにしています」 例えば番組収録前、スタイリストには「汗をかきやすいです」と伝え、スタジオ入りするときは「ハンカチをもっていてもいいですか」と相談しているそう。「その一言を伝えられると安心するのか、汗も出なかったりするんです。迷惑をかけてはいけないと我慢する程、良くない方向にいくのなら、恥を忍んで伝えていこうと。年齢と共に変化する体調やメンタルも、これが今の私だと笑い飛ばしていきたいですね。人生、笑うが勝ちだと思うから。ひとりで抱えず、オープンにすることもグラン世代には大事かもしれませんし、そういう人の方が、見ていて素敵だなと思うんです」