ものづくりのまち巡って魅力満喫 富山・高岡でクラフトの祭典開幕、展示や体験で職人と交流
ものづくりのまち高岡が誇るクラフトの祭典「工芸都市 高岡の秋。2024」が21日、富山県高岡市の山町筋などで開幕した。作品の展示販売やワークショップを行う「市場街2024」など多彩な企画を展開。今年初めて伝統産業の工場や工房を巡るロゲイニングを開き、参加者が職人の仕事の魅力に触れた。23日まで。 高岡市の山町筋は22日まで歩行者天国とし、マルシェ「ものの市」を開催。飲食やクラフト販売のほか、「コーヒーとカップ」をテーマにした特設エリアを設け、全国からショップが集まった。間伐材で作った木製のおもちゃで楽しむ金魚すくいや塗り絵などワークショップもあり、子どもが楽しんだ。 ロゲイニングは、鋳造所や菅笠(すげがさ)工房など市内15カ所をチェックポイントにして実施。家族連れらが工場見学やクイズを通じて職人と交流した。 山町筋の飲食店11店が期間限定の新メニューを販売する「味趣の乱(ミシュノラン)」も人気を集めた。
市場街は、高岡市や富山大芸術文化学部、高岡伝統産業青年会などでつくる実行委員会が毎年開く。22、23の両日は金屋町の町並みや高岡鋳物を楽しむイベント「ミラレ金屋町」が同時開催され、両イベントを合わせて100以上の出店や催しが予定される。