賢い子は何が違う?偏差値、成績、優等生…子供はどこで差がつくのか、そして親ができること
「賢い子」は知識の吸収力のスピードが違う
このように低学年の頃から学力差が広がりますが、根本的な原因は学習時間や学習量の差なのは疑いの余地はありません。 その一方で、同じくらい勉強している子ども達の間でも、より高得点を取れるという「他の子より賢い子」がいるのも事実です。 全ての小学校とまでは言い切れませんが、クラスに天才扱い、または神童扱いされるような賢い子がいます。同じくらいの勉強量または授業内容だけで難しい問題も解けるという普通の子とは明らかに異なる「凄い子」という存在です。 賢い子は以下に挙げる「力」が高い特徴があります。 ・理解力 ・読解力 ・暗記力 ・知識力 ・処理能力 各力が同級生よりもワンランクまたはツーランク上で、本当に同い年なのかと疑いたくなるくらい違います。 そうした「別格な存在の子」に近づくには努力するしかありません。 しかし、1回の学びで全てを理解する子に追いつくのは並大抵のことでなく、さらに賢い子は例外なく努力家であり好奇心旺盛で「もっと知りたい」と、どんどん勝手に勉強をしたり本を読んだりして知識をグングン吸収していきます。 こうなると同じペースで勉強しても追いつく、追い抜くことは難しくなります。「やっぱり生まれ持った才能」と諦めてしまいそうになります。しかし、努力を続けることで子ども自身の学力をレベルアップすることにもなります。 親は賢い子と比べる気持ちを抑えて「背中が見えるよう頑張れば自分も引っ張られるように学力向上する」と声がけをするよう努めてください。
「努力すれば伸びること」を見つけよう
多くの子は特別な才能を持つ特別な子ではありません。しかし、「うちの子は平凡」と嘆かず、発想の転換をして子どもの得意なことを伸ばしていき「自分も強い分野がある」と自信を持たせるよう誘導していきましょう。 「絵を描くこと」「話をまとめること」「文章を書くこと」「人前で説明すること」など、他の子よりも得意なスキルがあれば、それを磨き褒めるようにしていくと自信がつき、学校生活で活躍する場が増えていきます。 とくに今の公教育ではアクティブラーニングが盛んで、グループディスカッションや人前で発表する機会が増えています。机の上の勉強だけでなく、自分から発信する力も評価されるようになっています。 勉強にしっかり取り組むとともに、グループ活動をする上で必要なスキルを磨くことで「あの子に頼もう」「あの子がいるなら安心」という存在になると賢い子と同じようにクラス内で別格な存在になります。 もちろん、別格な存在になるために頑張らせるのではなく「自分の個性を発揮できる子」「得意なことを活かせる子」になることを目標に掲げ、子どもの個性を伸ばすことにも意識を向けるようにしてください。