新型ARグラス「XREAL One」を触ってみた。創業者が語る「Vision Pro」との違い
体験の基礎になる部分も大幅に進化
視覚面でも聴覚面でも大幅に進化している。 ディスプレイには、ソニー製OLEDマイクロディスプレイ(片目1920×1080ドット)を採用。Air 2 Ultraでは500nitsだった輝度は、最大600nitsに向上した。 レンズの透明度は、右側上部のテンプルに新しく追加されたボタンで、3段階のモード変更が可能となっている。 クリアモード:周りを見渡せることが可能。映像を見ながら移動ができる。 シェイドモード:周囲を暗くし、画面に集中できる明るさに。 シアターモード:背景を真っ暗に。より没入した体験が可能。 視野角は50度でAir 2 Proより4度広くなった。本体へのチップ搭載により、魚眼の映像を直接修正することで、簡単に幅を広げることが可能となった。 スピーカーは、ボーズ(BOSE)と共同開発。メガネ型スピーカーの「ボーズオーディオサングラス」の技術を用いて、より中低音のサウンド感を強固にした。 アップルの「Vision Pro」の開発にも携わるAR/XRグラスの大手メーカー・Luxshareに委託し、ボーズがそのプロセスやテスト、チューニングをしているという。 テンプル(つる)のマイクは、2つから4つに。下部マイクは主音を集め、追加された上部マイクは周りのノイズを集める。今後、ソフトウェアアップデートにより、AIアシスタントや人工知能への対応を検討しているという。
上野翔碁