「意中の女性と交際するため妻を殺害」と検察側が主張 元長野県議の丸山大輔被告に「懲役20年」求刑 「計画的な犯行、動機も悪質」とも主張
被告人質問では
11月19日、20日は被告人質問が行われ、検察側は、犯行に及ぶため長野市の議員会館から塩尻市の自宅まで車で往復したと主張したが、丸山被告は「往復したことはありません」と否定した。 また、アリバイ工作とされるパソコンによる原稿作成については供述が曖昧だったこと、妻の保険金などで借金を返済したことなどが明らかになった。
検察側は被告に「懲役20年」求刑
11月26日、第18回公判が長野地裁で開かれ、検察側は丸山被告に「懲役20年」を求刑した。 検察側は犯行現場の状況について「犯人は手提げ金庫の場所を知っていて、被害者に警戒されず近づけるものは、被告しかいない」。 被告の行動については、「二次会を途中でぬけて、9月28日の夜、車で外出し、9月29日に車で議員会館に戻った。約7時間半原稿を作成しなかった」。 また、事件前後の行動については、「被告は離婚を切り出せる状況になく、経済的自由を持っていなかった」。 これらのことから、「被告が犯人でないとするならば、合理的説明がつかない。被告が犯人でないことはあり得ない」などと主張した。
検察側「計画的で悪質」と主張
また、検察側は「意中の女性と交際するため、何の落ち度もない妻を殺害した」「計画的な犯行、対応動機も悪質」「犯行で金銭的な利益を得ている」「反省の気持ちはみじんもない」「悪質さも際立つ」などと主張した。 12月23日に判決が言い渡されます。 (長野放送)