特養で高温みそ汁飲ませ傷害容疑 「冷ます時間を短縮させるため」
横浜市鶴見区の特別養護老人ホームで利用者の女性(90)に高温のみそ汁を飲ませ、食道などにやけどを負わせたとして、鶴見署は8日、傷害の疑いで、同市港北区、元介護士平井良侑容疑者(29)を逮捕した。署によると、施設側から残業を指示され「(冷ます)時間を短縮させるためだった」と容疑を認めている。女性は一時重体となった。 容疑者は沸騰直後のみそ汁を薬飲み器に入れて、女性の口に流し込んだとみられる。苦しむ様子に気付いた容疑者が施設側に「入所者が女性に熱いお茶を飲ませた」と報告。施設の調査で容疑者がみそ汁を飲ませたことを認め、昨年11月30日、施設側から連絡を受けた女性の家族が被害届を出した。