来年は90歳!世界最高齢の女子クロスカントリースキーヤー “佐伯克美さん” 大好きな北アルプス立山でシーズンイン 一日一日を大切に生きる…ギネス記録更新へ
佐伯克美さん 「僧ヶ岳の美しさ、おー、よしよし」 「熱いとね。人間負けるんだわ…」 佐伯克美さん「はーい、いきまーす」 記者「きついですか?」 佐伯克美さん「きつい、きつい」 記者「きついですよねー。足がパンパンなんですけど…」 記者「あ、塩飴…ありがとうございます。助かります」 「息づかい」 「ついたー、到着です」 佐伯克美さん 「6キロメートルを56分。これで私の一番いいタイム、一番いい走り方」 記者「どうですかー?」 佐伯克美さん「おったよ」 記者「どこですか?」 佐伯克美さん 「おったけどー、うまいこと寄ってきてくれるかどうか」「来た来た来たよー、あれ、どこいった?」「いきまーす」「は、は、は」 捕まえたのは…旅する蝶「アサギマダラ」。 これまでに朝日町から台湾まで、2300キロ移動したのが、確認されている。小さな体で海を越え、雨風にも負けず飛び続ける。 佐伯さんはそんなアサギマダラの虜になり、20年以上移動調査に携わっている。 佐伯克美さん 「はーい、頑張ってくれよー」「川縁さんやってみる?」 記者「いいんですか?」 佐伯克美さん「そーっと横に振って」「入った?」 記者「入りました?」 佐伯克美さん「入った!すごいじゃん」 佐伯克美さん「川縁さんが捕まえた第一頭目です」 佐伯さんと長年、アサギマダラの調査を続けている藤篠好夫さん。 アサギマダラを調査している 藤篠好夫さん「(アサギマダラの)本当の生態は解明されていないんですけど、蝶々の生態よりも克美さんの生態の方に私…興味があるので」 「おっはよ」 佐伯克美さん「膝が痛い。上手く曲がらん」 自分の体と向き合いながらトレーニング。 トレーナー 「とうとう3月で大台の90に乗るからね」 佐伯克美さん「そうです」「90歳ですよー、90歳。」「動けるのかねー」 「1.2.3.4」 この時期の立山にしては、ことしは積雪が少なく、シーズンインが遅れていた佐伯さん。 佐伯克美さん 「半年スキーしていないということは、本当にスキーができるかという不安がある。だから早く(スキー板に)乗ってみたい。本当に乗れるのか…」
そして…去年より遅れること10日。立山に佐伯さんの姿があった… 女子クロスカントリースキーヤー 佐伯克美さん 「今年の冬初めて滑りました。ありがとう~」 2025年年3月3日に90歳となる佐伯さん。3月12日から開催される全日本マスターズで完走し、90歳でのギネス記録更新となるか。佐伯さんは、一歩一歩、歩み続ける。
チューリップテレビ
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