〝二刀流ハードラー〟豊田兼、400メートルを制す「国立で初優勝できて満足」/陸上
陸上・関東学生対校選手権第2日(10日、東京・国立競技場)男子110メートル障害と400メートル障害でパリ五輪代表を目指す豊田兼(21)=慶大4年=が男子400メートル決勝で45秒82をマークして初優勝を果たした。 左脚にテーピングを巻いての出走だったが、9日に続き45秒台に乗せて圧勝。前回2位のリベンジも果たし「足が気になったが、あまり影響はなかった。国立で関東インカレの初優勝ができて満足」と胸をなでおろした。次は19日のセイコーゴールデングランプリ(東京・国立競技場)で本職の400㍍障害を走る。昨秋にパリ五輪参加標準記録は突破済み。期待の〝二刀流ハードラー〟は「勝負を優先しつつ、48秒台後半を狙う」と大舞台を見据えた。