阪神・渡辺 一時勝ち越しの犠飛 五回走塁ミス＆六回２死満塁で三振「悔しい場面があったので」
「ロッテ３－２阪神」（１日、ＺＯＺＯマリンスタジアム） 狙い澄ましたように振り抜いた。阪神・渡辺諒内野手が一時は勝ち越しの犠飛。「自分がかえそうと思って、打席に立ちました」。同点の九回１死三塁で守護神の益田から最低限の仕事。決勝点とはならなかったものの、打順組み替えが奏功した場面だった。 【写真】球場がどよめいた！プロ初「４番・近本」 それでも止められず５連敗 先頭の４番・近本が死球で出塁し、すかさず二盗成功。前川も進塁打でお膳立てしてくれた。スライダーを捉えて、左翼への飛球。三走の近本を悠々と生還させた。「六回も悔しい場面があったので」。六回２死満塁では３球三振。五回１死三塁では三走で木浪の空振り三振に飛び出し、好機をつぶしていた。 ここぞの一打でミスを挽回。五回無死では二塁打を放ち、８打席ぶりの安打も記録した。「もっと捉えられるように練習しなくちゃいけない」。苦しむ打線の救世主となりたい。
