ロシア名門バレエ団の39歳ダンサー、バルコニーから転落死
Andrew Osborn [18日 ロイター] - ロシアのサンクトペテルブルクにある名門マリインスキー・バレエ団のプリンシパルダンサー、ウラジーミル・シュクリャロフさんが16日、アパートのバルコニーから転落死した。39歳だった。当局が捜査を行っている。 国営メディアは、警察が初期捜査の段階で事故死とみていると伝えた。マリインスキー・バレエ団は18日の声明で、21日に追悼式と葬儀を行うと発表した。 シュクリャロフさんはロシア国内だけでなく、英ロイヤル・バレエ団やバイエルン国立バレエ団での公演など海外での評価も高かった。 死去を速報したバレエ専門テレグラムチャンネルの運営者は、シュクリャロフさんが手術に向け鎮痛剤を服用して自宅で休んでいたところ、狭いバルコニーでバランスを崩して転落したようだと伝えた。 一部の反体制派の中は、シュクリャロフさんが2022年にロシアのウクライナ侵攻を非難していたという指摘もある。ただ、シュクリャロフさんの交流サイトアカウントにそうした投稿は確認できなかった。