アメリカ大統領選挙あと12日　ハリス氏とトランプ氏の攻防激化

アメリカ大統領選挙の投票日が来月5日に迫り、民主党ハリス副大統領と共和党トランプ前大統領の支持拡大に向けた攻防が激しさを増しています。 ハリス副大統領 「トランプ氏は不安定になっている。大統領にはふさわしくない」 ハリス氏はCNN主催のイベントに出席し、ナチスドイツのヒトラーを賞賛したとされるトランプ氏について、ファシストだと表現して「アメリカの幸福と安全にとって危険だ」とこきおろしました。 ハリス氏は投票先を決めかねている有権者に向けて「私の政権はバイデン政権の続きにはならない」と述べ、「新たなアプローチ」で生活の改善などに取り組むと訴えました。 トランプ前大統領 「私たちは国境を本当に良いものにした。そして今、またそれをやらなければならない。違いといえば、2016年当時よりも10倍、15倍も悪いということだ」 対するトランプ氏は、「大統領就任初日の最初の1時間で国境の封鎖を成し遂げる」と述べ、バイデン政権の下で不法移民や国境警備に不満を募らせる有権者に照準を合わせ、勝敗を分ける激戦州での勝利を狙っています。