路線バスの運賃値上げ 三重交通、12月16日から
三重交通(本社・津市中央)は13日、路線バスの運賃を12月16日から値上げすると発表した。エネルギー価格の高騰や利用者の減少などが理由。値上げは昨年3月以来となる。 同社によると、普通運賃は平均12・3%の値上げ。宇治山田駅前から内宮前までは50円増の520円に。津駅前からイオンモール津南までは、30円増の450円となる。 通勤定期の運賃も平均で4・7%の値上げ。前回の運賃改定では据え置いていた通学定期の運賃も、平均7・2%の値上げ。190円だった初乗り運賃(大人)も200円に引き上げる。 同社は8月9日、中部運輸局に上限運賃の変更許可を申請。今月13日付で認可を受けた。予約制の高速バスや市町から運行を受託しているコミュニティバスの運賃は改定しない。 同社は「エネルギーなどの物価高騰が続く環境下では、不断の経営努力をしてもコスト増を吸収することは難しい。運賃改定で収支改善を図るほかないと判断した」としている。