舞い飛び歌う、冬の使者「白鳥」 収穫が終わった水田地帯に響く鳴き声 彩時記~12月・師走
飛来は寒さが増すこれからが本番。一晩で200~300羽増えることもあるという。新天地に舞い降りる1羽を、見守る人たちが首を長くして待っている。(榊聡美)
和菓子の「クリスマスツリー」
和菓子にもクリスマスの季節が到来した。和菓子店「六郎」(群馬県高崎市)では、形も味も多彩なクリスマス菓子が定番になっている。
「好評なのでずっと手を加えず、変わっていないのがクリスマスツリーです」と、2代目店主の梶田司馬(かずま)さん。
製菓用の細工ばさみを巧みに使って、練り切りを一つ一つモミの木の形に仕上げる。中には抹茶あんをしのばせて。赤いようかんと金粉で飾り付け、凍らせた餅を砕いた氷餅で雪を表現している。
昔ながらの上生菓子の練り切りを用いて、あんには京都・宇治の抹茶を使うなど、味にもこだわる。
「クリスマス当日はケーキでも、その前に和菓子に親しんでほしい」という、作り手の熱い思いがあふれている。6日から25日まで数量限定で販売。1個378円。