ソウルで起きた日本刀による殺人事件…その前に相次いでいた「あの容疑者、怪しい」通報
【09月03日 KOREA WAVE】ソウル市恩平区(ウンピョング)で7月起きた日本刀による殺人事件で、逮捕された容疑者(37)が事件前日にもトラブルを起こし、警察が出動していたことがわかった。容疑者は黒くて長いバッグを持ち歩き、周囲に暴言を吐くなど不審な行動を繰り返し、この1年間に7回も警察に通報されていたという。 8月29日放送のMBC「実話探査隊」によると、恩平区のあるマンションで7月29日、被害男性(40代)が、たばこを吸うためにマンションの外に出たところ、突然、長さ120センチの日本刀を持った容疑者に襲撃された。 防犯カメラには、最初の攻撃を受けた後、よろける男性の背後から、容疑者が日本刀を振り回す場面がそのまま映っていた。犯行後、容疑者は刃物を持って家に逃げ帰り、1時間後に自宅で逮捕された。 付近住民によると、容疑者は普段から黒くて長いバッグを持ち歩き、暴言を吐いたり大声を出したりするなど、理解しがたい行動を頻繁にとっていたという。容疑者がよく利用するマンションのフィットネスセンターでも、運動中に怒鳴ったりすることが多く、警察が出動することもしばしばあった。 最近1年間で容疑者に対する警察への通報は7件に上り、事件前日の7月28日にも通報があったという。その際、容疑者と口論したという男性は「路上でたばこを吸っていた時、その男性がゴルフクラブのバッグを背負ったまま、こちらをずっと見ていた。私が睨みつけたと思い込み、私が働くカフェまで入ってきた。中を見回し、『お前、俺のこと知ってるか?』と言ってきた。驚いて笑ったが、少し経つと暴言が始まった。危険だと思い、対抗せずに通報した」と振り返った。 通報直後、容疑者はバッグを持って逃げ出した。この男性は警察に「容疑者が凶器のようなものを持ち歩いている」と伝えたという。その時点ではそれが刀だとはわからなかったという。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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