久留米大の184センチ大型左腕が今季2勝目 今春の登板は1イニング「悔しい思いをしたので頑張りました」【九州六大学野球】
◆九州六大学野球秋季リーグ戦第4週第2日 久留米大8―6北九大(23日、小郡市野球場) 久留米大が北九大との打撃戦を制し、今季3勝目を飾った。先発の左腕松田弦樹(2年・長崎南山)が5回を投げ4失点ながら今季2勝目を挙げた。 ■卒業から2年、福大同期が1軍舞台で再会2ショット【写真】 「北九大は力のあるチーム。いつも通りストライク先行で自分らしい投球ができました」。1回2死一、三塁のピンチで二ゴロに打ち取り、無失点。その裏の5得点の猛攻につなげた。投ゴロで2併殺を取るなど、好守も見せ「フィールディングで自分を楽にするイメージです」と自信を持っている。 1年秋の福岡大戦でリーグ戦初先発を果たしたが、1回2/3で6失点を喫してKOされた。今春の登板は1イニングのみ。1年後の今季、開幕戦の西南大戦で先発し勝敗はつかなかったが5回2/3を投げ1失点と好投。福岡大に勝った前週も1点リードの7回から3イニングを無失点に抑え、1年間の成長を見せた。「悔しい思いをしたので1年間、頑張りました。前は四球を出して自分を苦しめていたので、制球力をつけてストライク先行の投球を目指しました」。救援登板で勝利を挙げた九州大戦に続く白星を手にした。 チームは3勝4敗で勝ち越しも見えてきた。「これからもチームにいい流れを持ってくる投球をしたい」。身長184センチの大型左腕がチーム躍進の鍵を握る。
西日本新聞社