音楽ユニット、TSUKEMENが〝16歳の誕生日〟に歌で新境地を開拓! TAIRIK「3年後に武道館に行きます!」と宣言し、父さだまさしとの共演も夢じゃない!?
ヴァイオリン2本とピアノによるインストゥルメンタル・ユニット、TSUKEMENが結成16周年を迎えた16日に東京・東大井のきゅりあん大ホールでスペシャル公演を行った。 シンガー・ソングライター、さだまさし(72)の長男でリーダーのヴァイオリン担当、TAIRIK(たいりく、40)と、同じくヴァイオリン担当のKENTA(40)、ピアノ担当のSUGURU(39)による3人組。 クラシックの名曲や映画音楽などを「時短」で演奏したり、「ミックス」したりと変幻自在のアレンジが持ち味で、公演では〝時短クラシック〟の「トルコ天国地獄行進曲」をはじめ、バッハの旋律に導かれるジョン・レノンの名曲アレンジ「Happy Xmas(War is Over)」を演奏し、クリスマスムードも盛り上げた。 冒頭から11曲まで一度MCを挟んだきり〝ほぼノンストップ〟で演奏。TAIRIKとKENTAは向かい合って激しくヴァイオリンを弾き合い、SUGURUは繊細かつダイナミックな〝ピアノさばき〟で魅了した。観客は立ち上がってリズムを取るなどノリノリで、必死の演奏でかがみ込んだSUGURUは「過去イチ弾いてます。初めて来た人は〝この人たち全然しゃべんないじゃん〟って思われそう」と苦笑しつつ、超大盛りなTSUKEMENワールドをアピールした。 この日の目玉は〝新しい挑戦〟。SUGURUは「きょうは今までと違ったTSUKEMENをお見せします。歌います!」と宣言。音大出身の3人だけに音感も抜群で、力強くも透明感あふれる美しいハーモニーで、爽やかなロックテイストの新曲「The Dreamers」を歌い上げた。同曲は、合唱曲以外ではTSUKEMEN史上初のオリジナル歌詞入りとなり、会場はさらにヒートアップした。 ヴァイオリンを弾きながら歌唱したTAIRIKは「まさか楽器を置いて歌うとはね」とマイクのみで〝勝負〟したKENTAに笑顔でツッコミ。「やるなら思いっきりやろう!」とドヤ顔で返す相棒に背中を押され?「3年後には日本武道館に行きます!」と堂々宣言し、「ファンの皆さんが1人10人くらい連れてきてくれれば」とオチをつけて笑いを誘った。 アンコールまで計16曲を〝全力疾走〟し、KENTAは「TSUKEMENがめでたく16歳になり、いつもと違ったスペシャルライブで、素敵な皆さんと音楽を楽しめたことが何よりの幸せです」と感謝。「リーダーからも飛び出しましたが、武道館に行きたい」と有言実行を誓った。