100%日高産の栗使用 浦和区のアカシエ 極上モンブラン「彩の栗」 極細のペーストがふんだんにかけられた栗の山
埼玉県の文教都市浦和を象徴するような閑静な街並み。北浦和公園内をぶらりと散歩しながらたどり着くと、おしゃれなフランス風の外観がひときわ目を引く。「アカシエ」は舌の肥えた“浦和マダム”も一目置く洋菓子店だ。 洋風町家と奏でる味 川越アートカフェ エレバートの「さつまいもプリン」
春日部市出身でフランス・パリの老舗などで修業したシェフパティシエ興野燈さん(51)が2007年に創業。18年にカフェスペースを備えた北浦和本店が完成した。 旬の果物を使ったケーキはもちろん、焼き菓子やショコラも定評のあるアカシエのラインアップの中で、毎年9月1日に登場する限定の商品がある。100%日高市で収穫された栗を使った極上のモンブラン「彩の栗」(税込み885円)だ。 風味を損なわせず、乾燥を防ぐためにと透明なプラパッケージをかぶせて提供される。「さあ、食べよう」と開けたとたん、ふわぁと広がる栗の香り。極細のそば状のペーストがふんだんにかけられたまさに栗の山。モンブランはフランス語で「白い山」を意味する。土台のダックワースと栗のペーストを少し混ぜたクリームの相性も抜群。彩の国の栗のおいしさが引き立つ。 興野さんは「素材が9割。極上の栗があるから、特別感のある最上級の食べ方を考えただけ」と話す。
【メモ】アカシエ北浦和本店 さいたま市浦和区常盤10の6の11(電話048・829・7007)。営業時間は午前10時~午後6時(ラストオーダー午後5時)。定休日は火、水曜日。JR北浦和駅から徒歩7分。