宜野湾署の新庁舎が落成 業務開始は23日から 広さ約2.3倍 沖縄初の「証拠品センター」や動物小屋も
庁舎の老朽化による移転に伴い、宜野湾市真志喜で建築が進んでいた宜野湾署の新庁舎落成式が13日、同所で開かれた。関係者約100人が式典に参加した。上間誠署長は「庁舎の新築を機に署員一同、県民の期待と信頼に一層応えていく所存だ」と気持ちを新たにした。新庁舎での業務開始は23日から。 【写真いろいろ】新しくなった宜野湾署 沖縄初の「証拠品センター」や動物小屋も
新庁舎は鉄筋コンクリート造りの地上4階、地下1階建て。敷地面積は4754・06平方メートル。屋外施設や屋上などを含めた庁舎の総床面積は5822・28平方メートルとなり、旧庁舎の約2・3倍。約50台が駐車可能。約130人の署員が勤務する。 新庁舎には県内の各署で収集された証拠品を保管する「証拠品センター」を設置した。県内では宜野湾署が初めての設置したという。また、証拠品となった車の底面を調べるための点検ピットも設けた。迷い犬や猫などを管理する施設として、換気設備を整えた動物小屋も設置した。 新庁舎には災害対策やバリアフリー機能も備えた。津波や洪水などによる浸水対策のため、庁舎1階の床は隣接する国道58号を基準に2・4メートルの高さをとった。一般の来署者のために、庁舎入り口には手すりを備えたスロープ、1階には点字ブロックを整備した。 新庁舎の住所は市真志喜2の1の3。問い合わせは同署(電話)098(898)0110。
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