達成できるか!? 破格の「100万マイル」Getを目指して9日間で世界一周に挑戦 話題のスカンジナビア航空キャンペーン
仮に100万マイルを獲得できたとしても、その後にまた試練が待ち構えているというわけだ。なお、ユーロボーナスのマイルの有効期限は4年間なので、1年間に25万マイルほどのペースで消化しなければならない。 ■キャンペーン達成に立ちはだかる3つの壁 このキャンペーンはマイル数だけをみれば非常に魅力的だが、落とし穴が3つある。 1つはマイレージの加算が確実にできるか、である。 通常マイレージプログラムは予約時にマイルの番号を入力することで自動的に加算されることになっている。
しかしスカンジナビア航空は2024年9月1日にSkyTeamに加盟したばかりで、航空会社によっては予約時にユーロボーナスの番号を登録できない。そのため、航空会社に電話やメールをして、マイレージの番号を登録しなければならないケースもあった。 チェックイン時に登録することも可能だが、実際にはスタッフのスキル不足などが理由で事後登録しろといわれる可能性もあり、可能なかぎりあらかじめ番号を入力しておきたい。
サウディア・ケニア航空・中国東方航空の3社の公式サイトは、いずれもスカンジナビア航空のマイレージ番号を入力するところがなかったのでオンライン旅行会社のエクスペディアで発券を行った。 もちろんそれでも加算漏れのリスクはある。12月20日までにアプリ(フライトの8日後から申請が可能)もしくはメールで事後加算の申請をする必要がある。 2つ目は自分が購入する航空券の予約クラスが加算対象かどうかの確認だ。単に搭乗しても、ユーロボーナスの加算対象外の予約クラスでは意味をなさない。
だが、航空会社によっては公式サイトでの購入時に予約クラスが不明なことがある。これも航空会社に電話したり、先述したエクスペディア(ここではすべての航空券の予約クラスが購入時にわかる)を利用したりすることでクリアした。 3つ目、これが最大の課題なのだが、全フライトにうまく乗り継げるかどうかである。 日程にゆとりをもたせられる、時間に余裕がある人ならさほど問題にならないが、筆者のように9日間に22フライトも乗り継ぐ場合、これが最大のリスクといえる。