有機フッ素化合物(PFAS)とは 全国ワースト1検出で今後どうすればいい? やっときた米軍からの回答は? 東広島市
日本でも、暫定的な指針値を、PFOSとPFOAの合計で50ng/Lと決めました。環境省のまとめでは、2021年度の調査で13都府県・81地点で指針値を上回る濃度が検出されています。 そんな中、2023年12月以降、東広島市などで判明してきたのがこちらです。 ■基準値超えが続発する東広島市 飲用地下水として全国ワーストも ■東広島市の調査結果(河川・水路) まずは河川や水路について…2月29日にも、新たに弾薬庫東側での汚染が6カ所判明しましたが、一番酷いものでは、指針値の80倍が検出されています。 ■東広島市の調査結果(地下水) 一方、地下水からは弾薬庫東側のエリアと、弾薬庫南西側の瀬野川沿いのエリアで、合わせて15地点から、酷いところでは指針値の300倍が検出されています。これは、環境省が把握する中で、飲用される水としては全国で最悪の値です。 2月24日、東広島市は汚染が判明した地下水利用者を対象に、住民説明会を開きました。 住民 「そんな悪い水を飲んだり、食したりするようなことはしたくないから、1日も早く解決してもらいたいと思います」 「すぐ(上水道の)工事に入ってもらって、一日も早く普通の生活をしたい」 「どれくらい害があるかわからないというのがあるんで、不安はあります」 東広島市は、対象者に、応急処置として飲用水の配布を続けながら、上水道を接続する方針です。 PFASは東京や神奈川、沖縄の在日アメリカ軍基地周辺でも高濃度の値が検出されています。 ■高濃度検出地域での住民の不安 …対応策は? 横田基地から直線距離でおよそ10キロ。東京都国分寺市で暮らす藤木千草さんも水道水の安全性に不安を抱えています。 藤木千草さん 「これが安全じゃなかったというのも、飲み続けちゃっているので、ショック」 藤木さんが住む多摩地域でも、井戸水から国の指針値を超えるPFASが検出されました。 そこで、東京の市民団体は、2022年から、地域住民の血液検査を実施。
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